Glossary

用語集

診察や検索で出会う用語を、短いことばで説明します。詳しい解説があるものは、そのページへご案内します。

からだのしくみ

Anatomy
骨盤底こつばんてい

骨盤の底で膀胱・子宮・直腸などを下から支え、排泄をコントロールしている組織の総称。筋肉だけでなく筋膜・結合織を含みます。

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骨盤底筋群こつばんていきんぐん

骨盤底をつくる筋肉のあつまり。肛門挙筋や内外の括約筋などが互いに連動して働きます。

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肛門挙筋こうもんきょきん

骨盤底筋群の中心となる筋肉。恥骨直腸筋・恥骨尾骨筋・腸骨尾骨筋からなります。

括約筋かつやくきん

尿道や肛門を取り囲み、締める・ゆるめるを担う輪状の筋肉。無意識に働くもの(内括約筋)と、意識して締めるもの(外括約筋)があります。

筋膜きんまく

筋肉を包み、臓器を正しい位置に保つ膜状の組織。内骨盤筋膜・骨盤隔膜・会陰膜などがあります。

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結合織(ファシア)

コラーゲンとエラスチンからなる立体的な網の組織。骨盤底の強さと柔らかさを受け持ちます。

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腹圧ふくあつ

咳・くしゃみ・重い物を持つときなどに、おなかの中にかかる圧力。骨盤底は下からこれを受け止めています。

残尿ざんにょう

排尿したあとも膀胱に残っている尿。多い状態が続く場合は評価が必要とされます。

症状・疾患

Conditions
尿失禁にょうしっきん

自分の意思と関係なく尿がもれること。起こり方によっていくつかのタイプに分かれます。

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腹圧性尿失禁

咳・くしゃみ・運動など、おなかに力が入った瞬間にもれるタイプ。

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切迫性尿失禁

急に強い尿意が来て、トイレまで間に合わずにもれるタイプ。

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混合性尿失禁

腹圧性と切迫性の両方が重なっているタイプ。

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過活動膀胱(OAB)

急に強い尿意を感じ、我慢しにくくなったり、トイレが近くなったりする状態の総称。

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夜間頻尿やかんひんにょう

夜間、排尿のために1回以上起きる状態。眠りが分断されることが負担につながります。

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骨盤臓器脱(POP)

骨盤底の支えがゆるみ、膀胱・子宮・直腸などが腟のほうへ下がってくる状態。

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便失禁べんしっきん

自分の意思と関係なく便やガスがもれること。

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夜尿症やにょうしょう

5〜6歳を過ぎても夜間の尿もれが続く状態。本人やしつけのせいではありません。

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間質性膀胱炎・膀胱痛症候群

膀胱に尿がたまると痛みや不快感が強まり、頻尿を伴う状態。細菌感染がないのに膀胱炎のような症状が続くのが特徴です。

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神経因性膀胱

脳・脊髄・末梢神経の病気やけがの影響で、膀胱のためる・出すの調節がうまくいかなくなる状態。

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排尿後尿滴下はいにょうごにょうてきか

排尿を終えたあとに尿が少しもれること。男性にみられる症状の一つです。

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GSM(閉経関連尿路生殖器症候群)

閉経前後のホルモン変化に伴う、腟・外陰部・尿路の症状の総称。

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検査・治療・ケア

Care
排尿日誌

何時に・どれくらい飲んで・何回トイレに行ったかを記録する紙。頻尿や尿もれの診療の助けになるとされています。

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骨盤底筋トレーニング

骨盤底の筋肉を意識して締める・ゆるめる運動。ケーゲル体操とも呼ばれます。正しい場所に効かせることが出発点です。

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膀胱訓練ぼうこうくんれん

トイレとトイレの間隔を少しずつのばしていく行動療法。指導のもとで行います。

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バイオフィードバック

力の入り具合を機器で見える形にして、正しい筋肉の動かし方を身につける訓練法。

ペッサリー

骨盤臓器脱の治療で使われる、腟内に入れて臓器を支える医療用の器具。装着・管理は医療機関で行います。

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自己導尿じこどうにょう

細い管を使って自分で尿を出す管理方法。神経因性膀胱などで、医療機関の指導のもとで行われます。

専門家・診療科

Experts
ウロギネコロジー

泌尿器科(ウロロジー)と婦人科(ギネコロジー)にまたがる領域。女性の骨盤底の症状を専門に扱います。

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泌尿器科

尿にかかわる症状全般の窓口。男性・女性とも受診できます。

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大腸肛門科

便通・便失禁など、消化器側からの骨盤底の症状を扱う診療科。

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骨盤底リハビリテーション

理学療法士などによる、骨盤底の機能に着目した運動療法・指導。

産褥期さんじょくき

出産後、体が妊娠前の状態に向けて変化していく時期。一般に産後6〜8週ごろまでを指します。

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