Audience
出産後の体と、骨盤底のこと。
出産後は骨盤底に負担がかかる時期です。尿もれや違和感が続くこともありますが、回復のペースには個人差があります。無理のない範囲でのケアと、気になるときの相談先をまとめました。
← 横にスワイプすると全体が見られます
回復のペースには大きな個人差があります
産後の骨盤底は、妊娠中から分娩にかけて大きな負担を受けています。回復にかかる時間は人によって大きく異なり、数週間で落ち着く方もいれば、数か月からそれ以上かけてゆるやかに変化していく方もいます。
周囲や比較対象と自分の状態を比べて焦る必要はありません。同じ「産後」という言葉でも、分娩の経過や体格、年齢などによって背景はさまざまです。
- 「まだ治らない」ではなく「今どの段階か」で捉える
- 他の人との比較よりも、自分の変化の流れを見る
- 気になる症状が続く場合は、早めに相談先を確保しておく
里帰り・育児中でも相談できます
里帰り出産や育児で忙しい時期は、自分の体のことは後回しになりがちです。移動や外出がしづらい、上の子がいて受診の時間が取りにくいといった事情も珍しくありません。
そうした場合でも、里帰り先の医療機関やかかりつけの産婦人科に相談することができます。次の健診の機会にあわせて聞くという方法もあります。
- 里帰り先でも受診・相談は可能です
- 次の健診や乳児健診の機会にあわせて相談する方法もあります
- 一人で抱え込まず、家族や自治体の相談窓口も選択肢になります
よくある変化とその受け止め方
産後は、尿もれや骨盤まわりの違和感、おなかまわりの変化など、さまざまな体の変化が起こることがあります。こうした変化の多くは出産に伴う一時的なものとされていますが、程度や続く期間には個人差があります。
「産後だから当たり前」と自己判断で片づけず、気になる状態が続く場合は、医療機関で状態を確認してもらうことも選択肢の一つです。
家族への伝え方
産後の体調やつらさは、パートナーや家族に伝わりにくいことがあります。骨盤底の症状は見た目に分かりにくく、「大変そう」とは思われても、具体的に何がつらいのかが伝わらないこともあります。
家事や育児の分担、受診の付き添いなど、必要なサポートを具体的に伝えることが、無理のない回復につながります。
- 症状の程度や困っていることを具体的に言葉にする
- 受診や休息の時間を確保しやすいよう、家族と共有する
- 一人で我慢しないことを心がける
時期ごとの目安
Timeline体が妊娠前の状態に向けて変化していく時期です。悪露や傷の回復とあわせて、骨盤底にも負担が残っていることがあります。この時期は無理に体を動かさず、休養を優先することがすすめられます。
授乳や育児で睡眠不足が続きやすい時期です。尿もれなどの症状に気づく方もいますが、この段階ではまだ回復の途中であることも多いとされています。
体調が落ち着いてくる方が増える時期ですが、ペースには個人差があります。気になる症状が続く場合は、この時期を目安に相談を検討する方もいます。
日常生活や運動量が産前に近づいてくる時期です。それでも症状が残る場合は、産後だからと様子を見続けるのではなく、医療機関への相談が選択肢になります。
多くの体の変化が落ち着くとされる時期ですが、症状が続く場合や新たに気になる変化がある場合は、時期に関わらず相談することができます。
回復や変化のペースには大きな個人差があります。目安であって、あてはまらないことも普通です。
よくある質問
FAQ里帰り中でも相談できますか?
里帰り先の医療機関やかかりつけの産婦人科に相談することができます。次の健診にあわせて聞く方法もあります。
授乳中でも骨盤底のケアはできますか?
授乳中に行えるケアもありますが、方法や負荷には個人差があります。始める前に医療機関や専門家にご相談ください。
上の子がいて受診の時間が取りにくいのですが?
難しい場合は、次の健診の機会にあわせて相談する、電話やオンラインで相談できる窓口を利用するなどの方法もあります。
産後の尿もれは自然に治りますか?
時間とともに変化する方もいますが、個人差が大きく、必ず治るとは言い切れません。続く場合は医療機関にご相談ください。
運動を再開してもよい時期の目安はありますか?
体の回復状態によって異なります。自己判断で再開せず、健診の際に医療機関に確認することがすすめられます。
気になる症状があれば、チェックから始めるか、お近くの専門家に相談できます。
相談できる参加施設
Find a specialistよこすか内科小児科・はるこレディースクリニック
千葉県木更津市婦人科
担当医 横須賀 治子 先生
内科・小児科と婦人科がひとつ屋根の下。骨盤底のケアも受けられる
まつもとウィメンズクリニック赤羽
東京都北区婦人科・産科
担当医 松本 佳余子 先生
赤羽駅から1分。更年期の相談のなかで尿もれも扱う
竹山病院
新潟県新潟市中央区婦人科・産科・内科
担当医 竹山 智 先生
他院で産んだ人も使える産後ケア。市の委託を受けて受け入れる
産後の骨盤底に関わる診療科をもとに、参加施設の一部を紹介しています。掲載順・選び方は会費・協賛で変わりません。
Medical notice
本ページは一般的な情報提供を目的としています。特定の効果を保証したり、診断・治療に代わるものではありません。症状がある場合は医療機関にご相談ください。