尿漏れは治療できる!“男性の尿漏れ”

男性の尿漏れについて

男性は尿道が女性よりも長い(約15cm)ことや前立腺が存在する事で尿漏れは起こりづらいと言われていますが、ちょい漏れ(排尿後に少し尿が垂れる現象)は男性なら大なり小なり経験しているのではないでしょうか。

  • 下着が濡れる
  • 排尿後なおにズボンに滲みてくる

今回は注目されにくい「男性の尿漏れ」の原因と対策について解説していきます。

男女ともに排尿機能は、複雑なメカニズムで構築されています。とくに男性は膀胱の下に前立腺(ぜんりつせん)が存在し、その中央部に尿道(尿を体外に排泄する管)が通っています。また、男性の尿道は一般的に女性の尿道よりも長く、長い尿道により排尿時間も女性よりも長くかかることがあります。

男性の尿トラブルは女性とは異なる症状や原因があります。

男性が尿漏れを感じる症状やシチュエーション

男性が尿漏れを感じる症状やシチュエーションはさまざまです。

ちょい漏れ・追っかけ漏れ

男性特有の尿漏れ症状として、「追っかけ漏れ」「ちょい漏れ」と呼ばれるものがあります。これは排尿後、尿道に残った数滴の尿が後から漏れ出す症状です。尿が出し切ったつもりでも、トイレを出た後に漏れ出てくることがあります。

くしゃみや咳

骨盤底筋がゆるんでいる状態で腹圧が急激に上昇すると、膀胱に急な圧力がかかり、尿漏れが発生することがあります。

重い物を持つ

重い物を持ち上げたり運んだりする際に、腹圧が上昇し、尿漏れが起こることがあります。

トイレに急いでいる状況

トイレに行きたい状況で我慢しきれず、尿漏れが発生することがあります。

夜間頻尿

夜間に何度もトイレに起きることがある場合、床にたどり着く前に尿が漏れることがあります。夜に2回以上トイレで起きる場合は、「頻尿」の可能性あります。

スポーツや運動

スポーツや運動中に急激な身体の動きや負荷がかかると、尿漏れが起こることがあります。特に、骨盤底筋が緩んでくると、ランニング、ジャンプ、重量挙げなどの活動では、自分の意識とは無関係に腹圧に膀胱が耐えられず、尿漏れが起こりやすくなります。

立ち上がるとき

立ち上がるときにお腹に力が入るため、尿が漏れることがあります。特に、骨盤底筋が緩んでくると、腹圧に耐えられず、尿漏れが起こりやすくなります。

ちょい漏れ

男性特有の尿漏れの症状が、追っかけ漏れ、ちょい漏れです。
正式には「排尿後尿滴下」と言われ、「排尿後の尿滴下」と呼ばれ、排尿後に、自分の意志に関係なく無意識に尿が垂れる症状です。しっかりと尿を出し切ったつもりでも、後から漏れ出て下着が濡れてしまったり、ズボンに染みてくることがあります。特に中高年に多く見られます。女性でも排尿後の尿漏れは生じますが、男性の場合、尿道が女性よりも長いため、ちょい漏れを経験する人が多くなります。

ちょい漏れは改善できる

ちょい漏れは、尿が尿道にのこっていることに起因しており、前立腺の肥大や前立腺の炎症、エイジングによる骨盤底筋の衰えや肥満、便秘等による骨盤底筋への負荷が原因と考えられています。
骨盤底筋群は、骨盤の底で膀胱や直腸などの内臓を下からサポートする多数の筋肉・筋膜・faciaから構成される組織です。内臓の位置を支えるとともに排尿コントロールに重要な役割を果たしています。
男性が排尿をするときに括約筋が最後の尿をしぼりだす役割を果たしますが、エイジングにより筋力が低下すると尿が尿道に残ってしまいちょい漏れの原因となります。
前立腺は膀胱の下に位置し、中を尿道が通過しています。前立腺が大きく肥大したり、炎症を起こすことが尿道の圧迫や排尿のコントロールを妨げることがあり、尿漏れの原因となることがあります。
ほか、加齢や肥満もちょい漏れの原因になると考えられています。

骨盤底筋トレーニングは、骨盤底の筋力を強化し、尿漏れの予防や改善に役立つ非常に効果的な方法です。
トレーニングは、自宅でも簡単に行うことができます。
図解(男性ver)

男性も骨盤底筋トレーニングで排尿コントロールを取り戻すことが出来ます。

  • ちょい漏れ・追っかけ漏れ
  • くしゃみや咳などで尿漏れする
  • トイレが間に合わない事がある
  • 漏れてしまうので運動に集中できない

上記のような症状がある男性は、筋肉トレーニングも兼ねて骨盤底筋トレーニングを取り入れてみましょう。

PARTNERS 導入施設

全国で導入が随時決まっておりますので、
お住まい最寄りの施設、クリニック、
病院にてぜひ効果を実感してみてください。

導入施設

CONTACT お問い合わせ

当メディアについて、ご興味をお持ちの方は、
以下よりお気軽にご連絡ください。
(ちょっとしたご質問やご相談の際には、リンク先で「ご相談・お問い合わせ」を選択してください)